新体操の盲点 実はバレエが大事
うちの娘は固い。体は柔らかいが動きが硬い。ロボットのように入力したコマンドをひたすらがんばって繰り返すような、まじめだが優雅ではない不器用な踊りをする。
一方で、同い年なのにとってもエレガントな動きをする子もたくさんいる。
腕の動きが波打つように滑らかで、手先まで延びていて美しい。
何が違うのか?
一つ大きな理由にバレエ要素がある。
前に紹介した橋爪先生の本で一番衝撃的だったのが、
「100ページ中10ページ(&いたるところで)がバーレッスン(バレエ)の練習をしろと書いてあったこと」
橋爪先生によれば、
- 20年前はごく一部の強豪クラブだけがやっていたのがバーレッスン
- バレエは新体操のレベルを大きく引き上げてくれた
- 美しく、正しい新体操への近道かつ王道、それがバレエ
- 毎日バーレッスンを続けることが大事
そんなことは知るよしもなく、娘にはバレエようなメジャー競技よりもマイナーな新体操をつつましくやらせようと考えていたのがわたくしDADRG。
この時点で、私の思考回路は
「バレエか新体操か?」
なのだが、根本的に間違っている。
「バレエは新体操の大事な要素」なのだ。
なんなら新体操なんて、バレエの派生程度のものかもしれない。
だからいろんな名門新体操教室はバレエレッスンを入れているし、上手な子はもともとバレエをやっていたり、感度のいい方々は娘を新体操とバレエ両方習わせていたりする。
ちなみにフェアリージャパンも当然やっているし、元フェアリーの畠山選手もバレエは早くやっておけばよかったと語っている
なんでこんなこと書いているかというと、
「早くそういうこと教えてよ~」
と思うくらいあまりにも新体操に関する情報ってないからだ。
このブログの目的でもあるのだけど、
あまりにも新体操に関する情報って閉ざされている。
マイナー競技であるためそもそも情報が少なかったり、一子相伝的に先生・生徒の間での阿吽の呼吸で成り立っていたり、教室ごとに方針が違っていたり、送り迎えで必死で親御さん同士のコミュニケーションもそこまでないだろうからしょうがないんだろうけど、知っておくべき要素をもう少しオープンにする場があるべきと感じる。
そういう体験て皆さんないですかね?