DADRG’s blog

親の視点で見た新体操

うちの娘は練習ができない

「演技が上達するのは、先生に診てもらている間ではなく実は子供たちが先生が見ていない時間に自主的に練習している時間です」

これも新体操の先生が書いていた言葉。

 

そんなことはつゆ知らず、うちの娘は、

「練習今日も楽しかったよ~、演技ちゃんとできてるよ~」

とか言っている。

「ふーん」と思いつつちゃんとやってるんだなぁと安心していた。

が、しかしながら演技を見せてもらえる機会があり、びっくりする。

 

出来栄えが壊滅的だ

 

ひざが曲がっている、内股になっている、かかとがあがっていない、猫背だ等々素人でもわかるくらい、新体操のダメ出しあるあるを全て集めた煮込んだ出来栄えだった。

 

うちの娘は賢くはないが馬鹿ではない。まじめに練習も行っている。なのになんでこんなできてないのか。そして他の子たちは結構できたりしている。

 

他の子は家で特訓してんじゃないか?

先生ちゃんと教えてくれてないんじゃないか?

と不毛なことまで考えだす始末である。

いやちょっと待ってほしい。

 

うちの娘はまじめだ。だけど練習が下手なのだ。

練習が下手というのは上手になるための練習をしていないのだ。

私が思うに、上手になるための練習って順番に並べると

  • できてないことを練習でつぶしこむこと
  • できてないことは先生がちゃんとダメ出ししてもらっている(先生のダメだしはおじさんがYoutubeのうまい演技みて、こうでもないとかダメだしするより1000倍正しい)
  • だから先生から言われたことは娘が天才でない限り忘れるので、メモしておかなきゃいけない
  • そのメモしたことに沿って、できないことをできるように練習していくこと

とかである。

 

試しに、娘に今日何の練習したか聞くと

「リスク~」という(リスクとは上に投げて回ってとるような難しい技)

 

じゃあ先生に何言われたと聞くと

「xxの時にかかとあげる」とか「yyの時に足を先におろさない」

 

言われたことやってないやんけ

しかも先生ちゃんとみてくれてるじゃんか

なのだ。

 

というわけで、娘にまずメモを取ることから始めさせる。

 

これは何も新体操に限った話ではないと思う。

仕事だって成長速度を速めるには、早めに仕事のフィードバックをもらい、ダメな部分をつぶしていくことができる社員になる秘訣である。

 

そして勘違いしてはいけないと思うのは、

子供が自分から成長できるようにストイックに欠点をつぶしこんでいけるなんてとってもレベルが高いのだ(自分を客観的に見ることができる子も確かにいて、そういう子は本当にポテンシャルが高いと思う)

実際大人になっても私はそんなことできてないことが多い。

自分の欠点を指摘されるのはむかつくし、嫌な奴から言われたらむしろ反抗するようなマインドだって当然ある。

 

娘よ頼む、まずは先生に言われたことを大事にメモしてくれ。